2月 立春前日 節分会(浅草寺古式追儺式)
節分会は2月立春の前日に行われる。今ではどこの寺院においても行われている節分(豆まき)行事だが、大衆的行事として行ったのは浅草寺が初めてだという。 享保年間の昔には、般若心経の節分札と立春札が盛んに出たようで、天明、寛政の頃から札まきの行事が営まれ、堂内の高い柱の上から御札が3300枚まかれたと伝えられている。 このほか授与の札は5万枚も出たという記録をみても、その繁栄のほどが分かるが、明治17年には雑踏のあまり怪我人が続出したと記録される。現在は行われていない。